バッチ・社章の制作

プレス加工の徽章、それも圧倒的に数の多い社章について説明します。
イベントバッチなどについては、直接お問い合わせください。

トギエポ加工

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指定色を再現することができるトギエポ加工は、最近の社章制作でもっとも多く用いられている加工方法です。凹部分にエポキシ樹脂を流し込み、硬化したのちに金属の凸面と同じ高さに研ぎだします。

メッキ加工

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上段は金メッキ、金張り仕上げの加工、下段はニッケル、ロジウム、パラジウムなど銀色に見えるメッキの加工例。ホーニング加工で、凹部分をつや消しとして凸部分を磨きマークを浮きたてます。凸面を金銀に加工し分けることも可能です。

いぶし仕上げ

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銀イブシ仕上げ、真鍮ブロンズ仕上げ、銅ブロンズ仕上げのバッチの制作例。一部分に、金サシメッキや金張りを施すこともできます。

七宝、ラッカー仕上げ

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凹部分に七宝やラッカーで色を入れて仕上げます。

ダムシン仕上げ、議員形式バッチ

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金銀のメッキ仕上げの凹部分に黒のダムシンラッカーを入れて焼き付けます、衣服につけた時にもメッキ部分だけが浮かび上がる工夫です。
小型のハッチに絹の台座をつけて厚みを出します。議員バッチ特有の作り方です。

ケース、裏金具

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ビロードケース、桐箱 、プラケース、プラケースTT用、折箱

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管ピン、特ネジNi(開)、特ネジG(閉)、タイタック(開)・(閉)、スモールタック

バッチ制作の詳しい説明

原案、大きさ、個数をお知らせください。
見積もりをしてから作業に入ります。

デザインはお客様で

ロゴのデザインは行っていません。原案をお持ちでしたら、きれいなデータに直すことはできます。ネット上にある簡単なサービスは、数万円からあります。

バッチに適したマーク

バッチは胸につける小さな製品ですので、簡潔なデザインが適しています。原案をもとに、ご希望をお聞きした上で、最も効果的な仕上げをご提案します。

金型は数万円

金型の制作には4万円以上必要です。一度製作すれば何度でも使用できますが、4年以上製作期間が空くと、徐々に処分していきます。3年に一度は制作していただける個数を計算していただけると、いつまでも同じ金型が使用できます。

30個で15万円程度

デザインや材質で価格は大きく変わります。原案、大きさ、個数で見積もりをしますので、制作の可否を決めてください。

大きさは10~15mm

丸か他の場合は12,3mmの制作が多いようです。形状によって大きさの感じ方が違いますので、原寸図案の切り抜きを胸につけるなどして確認して指定してください。

30日間程度で納入

原稿と見積もりに了承をいただいてから30日間程度で納入できます。大量の製作では、見本の提出を含めて2か月以上必要になります。

少量制作は割高

1個でも制作しますが、手間は20個制作する場合と大差ありません。どうしても割高な請求をすることになります。

裏金具はタイタックが主流

バッチの裏金具はネジが普通でしたが、女性の使用と服装の変化に伴って、タイタック形式が主流となっています。バッチとネジを混ぜて制作することもできます。

指定色、グラデーションの再現

トギエポではある程度の色調整は可能ですが、厳密な指定色の再現はできません。また、グラデーシュンは印刷でしか表現できないので、バッチには不向きです。

材質は真鍮か銀を使用

もっとも多く使用されるのは真鍮です。高級感を高めるために銀も使用されます。仕上がりは変わりません。

見本制作は大量発注の時

大量の海外での製作では、見本で最終確認します。少量の国内製作では、見本を制作することは稀です。紙のデザインと類似製品の確認で本制作します。

プラケース入りが標準

蓋が透明で、バッチが確認できますので、プラケースに入れて納品します。安価な紙製の折箱や高価な桐箱、ビロードケースのご用意もあります。